帰省2007冬ーその1ー
東南アジアへの一人旅に出る前に、
実家のある高知にフラッと帰省したのだよ。
丁度、甥っ子兄の3歳の誕生日だったので、
羽田空港で買った小さなケーキをみんなで
分けて食べた。
しかし、子供の成長というものは凄いね。
今年の夏前には「つーちゃん、つーちゃん。
ブラジャーマン、ブラジャーマン。」と
オウムレベルだった甥っ子兄が、
「電車乗りに行こうかね。はりまや橋まで行こうかね。」だとか
「キョーコさん(ボクの母)と一緒に美容院に行ってくるきね。
すっと帰ってくるき、待ちよってね。」だとか、
一端の口をたたくようになっているのには驚いた。
おまけにいっちょまえにアルファベットも読めるらしく、
『T』を「チー」、『V』を「ブイ」と発音する
戦前生まれの悲しい英語能力を披露するボクの母に向かって、
「キョーコさん、チーじゃなくてティーで。
ブイじゃなくて、ヴイ。」と突っ込んでくる甥っ子兄の
その成長に、「この子は天才かもしれん。」と
祖母バカぶりを発揮するボクの母にボクからひと言。
「でもね、コイツの父親は高校の願書を付属小学校に
持って行ったヤツやきね。」
「あー・・・。そうやったねぇ・・・。」
ガックリと肩を落とした母とボクの目の前で
「天才かもしれない」甥っ子兄が無邪気に唄う歌。
_____________「手のひらを太陽に」。