余計な遺伝子

今度の日曜は「父の日」らしい。
父親を早くに亡くしたせいで、
「父の日」がいつかなんてとんと忘れていた。
かといって、シミジミ感傷にふけるには
父親と別れてからの年月が経ちすぎていて、
正直「あ、そなの?」ぐらい。

父親との思い出は、楽しい事から死んでしまえと思う
(とっくに死んでしまっているけれど)事まで
それはそれはたくさんあるし、彼のDNAからも、
確実に幾つかの遺伝子を受け継いでいて、悲しいかな
「博才の無さ」もしっかり受け継いでいるらしい。

チェッ、しょっぱいヤッちゃのー。
と、パチンコ屋と父の遺伝子を受け継いだ自分を
恨めしく思いながら、店を出て帰宅の途につき、
自宅の玄関を開けると同時に「フゥ〜」と吐く、
これまたいつかの父親のそれとまったく同じ長いため息が
今夜も白熱灯の灯りに溶けてゆく___________。

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