共に光の射す方へ

こちらはまだ12月30日なのだけれど、これを読んでくれている日本のアナタに向けて今年2012年を振り返るとだね。

東京の親代わりでもあった新宿2丁目のマスターが亡くなってから1年。なるべく前を向こうとしてみたものの、今思えばやっぱり振り返ってばかりで、其処に在った時間の長さと彼の愛情の深さばかりが身に凍みた1年であったように思う。かといって、こればかりは無理に前を向いても仕方がなく、これから先、ゆっくりと解決してくれるであろう時間の経過に身を任せながら、思い出と上手につき合ってゆく他ない。もちろん、それを解決してくれるのは時間だけではなく、これを読んでくれているアナタを始め、今現在、相変わらずダメダメなボクと多かれ少なかれ繋がりのある人々やこれから先に出逢う方々との『生かされている者同士の共有』だったりする。これには神に感謝なのかアナタに感謝なのか解らぬけれど、ともかくありがとう。

ん〜、要するに何が言いたいかと言うとだね。
少なくとも今これを読んでいるアナタは『独り』ではない。ボクと繋がっている。その繋がりがミュージシャンの「冨岡ツカサ」とのモノなのか、南の島のボート屋の「冨岡ツカサ」なのか、はたまた新宿でやさぐれているオッサン「冨岡ツカサ」なのか、ボクにとってはどれもさほど変わらず、どの「冨岡ツカサ」も結局はアナタの笑顔がみたい為だけに、時に真剣に唄ってみたり、時に三枚目を演じてみたり、時にボートを遠くまで走らせてみたりで、独り部屋に戻る度ヘトヘトだったりするのだけれど、それでもやっぱりアナタのその笑顔に逆に救われ、また頑張れるのだよ。やっぱりアナタに感謝だね、ありがとう。

という事で、明日からの1年、アナタにとっての喜びが悲しみや憂いより少しでも多い年になりますように。
そして共に光の射す方へ____________。

(N.Y時間 12月30日午後10時20分)