便利屋じゃないっつーの

来月20日からのマレーシア・パンコール島への越冬の旅を前に、少しでも旅の経費に役立てようと、去年から今年にかけてニューヨークで買って来た値札の付いたままの新品のTシャツをマレー人の友人たちに売りつけようとFacebookに写真を載せたら、あっという間に予約で一杯に。もちろん、こちらも儲け無しの値段なので当然と言えば当然なわけだけれども。
こちらは持て余していたTシャツを処分出来て、おまけに数日分の宿泊代にはなるのだし、相手もマレーシアでは手に入らない物が送料無料で手に入るのだし、ここまでだったらWin-Winの関係で良かった良かったと話は終わったのだけれど、そこからが困ったもので。
そもそも数枚しかないTシャツに対し、やれこのデザインのXLサイズは無いのか?だとか、レディースはないの?だとか、挙げ句の果てにはただ単に「お土産は洋服が欲しい」だとか「タミヤの○○買って来て」だとか、もう好き放題の書き込みに正直ウンザリしているのだよ。
この広い東京でそれぞれを買いに行くのにどれだけ手間暇がかかるか、その大変さを解っていないし、ただでさえスーツケースの半分がお土産で埋まって、本来自分が必要とする物も少なめにしているというのに。

イスラム教の教えが『富める者は貧しき者に施しを与えよ』なので、ボクの事を余り知らない彼らがボクを富める者だと勘違いしている限り、これまでの善意も含めてねじ曲げられていってしまう。ボクの懐事情も含めてボクをよく知るボート屋の家族や定宿の家族は一切言わないし、言ったとしてもせいぜい「お菓子買って来て。」ぐらいだ。そのお菓子が荷物の中で一番嵩張るのもこれまた困りものなのだけれども。

いやいや、人の善意というものは本当に難しいと思い知らされる年の瀬__。