週末の土産話

___「つまらないけど幸せ」
それを上手く説明出来る術が自分にはないので最初に謝っておくね。
日本、こと東京に長い間居ると、つい見失いがちな『幸福』が其処にはあり、それは特別な出来事やハプニングでもなんでもなく、ごく日常の片隅に見つけられるという事を改めて感じたパンコール島での2ヶ月半。不満は、夜中に空いている商店が無い事と、とびきり美人の彼女が居なかった事ぐらいか。あとは総じて「つまらないけど幸せ」な時間をその島で過ごせた。

欲張らない事。
頑張り過ぎない事。
他人から見た自分を気にしない事。
でも裸になったりしない事。
郷に入れば郷に従う事。
でも多少はワガママが言える事。
そして、助け合う事。

これだけで本来人間は十分「幸せ」を実感出来るはずで、「背伸びした幸せ」を求め過ぎて盲目になる事も、「見知らぬ誰かの言葉」に頼り過ぎて無理した笑顔を浮かべるその必要もない。そんな本当にごくごく普通の事をわざわざ此処に書いている時点で、なんとなく恥ずかしくなってきたので今夜はこの辺で___。

追伸:今回も含めパンコール島で出逢った日本人の皆様、素敵な時間を共有させて下さり誠に有り難うございました。