0か100か

ボク自身、0か100かの人間なので、普段0の時は、
スローテンポの空気の中、涼しい笑みを浮かべていたり、
ダメダメなトーンで誰かに甘えてみたり、
かと思えばフラリと1人旅に出てみたり_______。

それが100に切り替わる瞬間が、今日のように
ライブでステージに飛び出して両腕を突き上げた時。
「やっとみんなと逢えて嬉しい」だとか
「どうしようも出来ない現実」だとか
「やっと遊べる」だとか
「自分自身が背負うべきモノ」だとか
「今日は何で笑おうか」だとか
「今日は何を振り切ろうか」だとか。
そんな矛盾し合う様々な思いが
ボクの体に「バチン!!」と電流のようなモノを流す。

しかし所詮は0か100。其処に力をセーブするという観念はなく、
楽しくて楽しくてはしゃぎ過ぎる子供のように、
哀しすぎて哀しすぎて泣いてしまう子供のように、
自分の力を制御出来ないままに、
ただただ感情に任せてしまうので、
結果、余計な動きも余計な喋りも多くなり、
時には歌唄いとしての失敗もする。
それでもやっぱり基本は『楽しくて』仕方ないのだよ。

そんなボクを「アナタはそれでいい。」と、
キラキラした眼差しで見てくれるキミが居る限り、
ボクはまたあのステージの上でキミと遊ぶ事が出来る。

今日、ライブに遊びに来てくれたすべての、
キラキラした眼差しのキミに心より感謝します______。