覚える努力と忘れる速度

午前8時。那覇バスターミナルから111系統高速バスで名護バスターミナルまで約1時間半。ガラガラの車中で景色も見ずに爆睡。タクシーで運天港まで約20分。3000円。運天港ターミナルで島の友人と偶然再会。

フェリー伊平屋で伊平屋島まで1時間20分。いつものように甲板でチャッチャと撮影を済ませ、雑魚寝室で寝ようとするも、向かいの若い夫婦が連れている幼子の元気な声に眠れず。親二人が毛布を頭から被り寝ている傍で、まだ一人で立つ事も出来ないその幼子が一人でキャッキャッキャッキャッと遊んでいて、たまにこちらと眼が合うので、こちらも舌をペロッと出すとそれに反応してまたキャッキャッと笑う。いや、相手にせずに寝よう。でも五月蠅くてやっぱり寝られない。
とうとう一睡も出来ず、フェリーが伊平屋前泊港に到着寸前、毛布や枕を片付けていると、向かいの若夫婦の奥さんがいきなり「ツカサにーに!? アタシ○○○だよ!」なんと、ついこの間までこーんなに小っちゃかった女の子だったのに。とゆー事は、そのやたら五月蠅くてやたら愛想の良い赤子はオマエの子供か!? どーりでオイラも知らぬ間にオヂサンとかになってるワケだ。

島に通い始めて25年。家族のような付き合いをしている宿の孫が名前を覚えている限りで約15名。その下のひ孫がこれで6名。また覚えにゃならん顔と名前が一人増え、ただでさえ忘れる事の方が多くなっている我が脳みそはパンク寸前な伊平屋初日___。