マイノリティー

「かーちゃん、あってる。とーちゃん、まちがってる。」

来月で3歳になる娘が最近よく使うその言葉に、クッションに寝そべっただらしない格好のまま答える。

「正しい事が必ずしも幸せとは限らんぜ。」

そんな哲学染みた言葉に一瞬「?」マークをその表情に浮かべるも、それを掻き消すかのように彼女は叫ぶ。

「かーちゃん、せいかい!! とーちゃん、ブッブー!!」


我が家の民主主義において自分は圧倒的に不利である____。

日記