サナギの中で

キミはそこに留まるのだね?
たくさんの言い理由を敷き詰めたその場所で、
妥協に慣れてゆくのも悪いコトじゃない。
要はソレを『幸せ』と感じられるまで、
自分自身を騙し続ければいいだけのコトだし。

悪いけど、ボクは先に行くよ。
まだまだ見たい景色がたくさんあるんだ。

___自分の中でもう一人の自分が
履きかけのスニーカーのつま先で
トントンと軽く地面を蹴りながらそう言った。