キミも手伝え

役に立たない鎌を持ったチビカマキリが父親の墓の上で
いっちょまえに威嚇してくるけれど、
こっちはそれどころじゃないのだよ。
暑くならないうちに行って墓掃除を済ませるつもりが、
父親の墓を覆い隠すほどの雑草たち相手に、
引っこ抜いたり鎌で刈ったりしているうちに、
気がつけば母親は熱中症寸前で、ボクはボクで
背中を毛虫に刺されたのにも気がつかぬほど、
既に疲労困憊な日曜8時。
チビよ、キミもその鎌で手伝え___________。

日記